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「音声・電子ガイド」特集

全科協ニュースVol.32. No.6(通巻第187号)で,「音声・電子ガイド」特集が編まれました.発行は,平成14年11月1日です.関連する記事の概説を行います. 

すべての人にやさしく,親しみやすい博物館をめざし
ミュージアムパーク茨城県自然博物館  高橋 淳・廣瀬 孝久

【概説
「すべての人にやさしく,親しみやすい博物館をめざして」と題して,ミュージアムパーク茨城県自然博物館の高橋淳さんと廣瀬孝久さんが同館のシステム紹介をしている.館内に設置された発信器から発せられる音声信号(赤外線信号に変換されたもの)を肩掛け式携帯型レシーバー(三菱プレシジョン・トーキングサイン・タイプ3)によって音声に再変換し,情報を聞く.視覚障害者の利用に配慮し,イヤホン式以外にスピーカー式も用意.展示スペースの30箇所に解説ポイントを設置し,野外施設にも解説ポイントを設け,季節ごとの動植物に関する情報を提供.

「国立民族博物館における「みんぱく電子ガイド」の開発
国立民族学博物館 博物館民族学研究部  栗田靖之

【概説
「国立民族博物館における「みんぱく電子ガイド」の開発」と題して,同館の栗田靖之さんが1999年から導入した電子ガイド・システムを解説している.装置は,松下電器と共同開発したもので,画面サイズ6インチ,重さ975g,電池継続時間80分.展示物前の床に黄色いマークがあり,情報提供場所であることを示す.その場所の天井に赤外線投影機があり,そのエリアに一台の携帯端末が入ると,何番の端末が入ったかがLAN経由でサーバーに送られる.利用者は,そのエリアで提供されている番組のメニュー画面から見たい番組を選ぶと,コンピュータ側からリクエストされた番組の動画,静止画,音声が送られてくる.1つのエリアでは8台までの端末に情報を送ることができる.各番組は30秒からなり,300コンテンツが用意されている.現在では,日本語版の他,英語版,中国語版も提供されている.

「音声ガイドの可能性」
株式会社乃村工藝社 文化環境カンパニー企画プロデュース部  広沢公太郎

【概説
「音声ガイドの可能性」と題して,乃村工藝社の広沢公太郎さんがこのようなシステムの問題点や可能性を,要点を浮かび上がらせる形で整理している.項目を列挙すると,1.音声ガイドの優位性,2.常設的採用に至らない課題(問題点),3.現状の音声ガイド仕様,4.市販の携帯端末の可能性(MPプレーヤー,ICレコーダー,MDプレーヤー,PDA,モバイルパソコン,携帯電話),5.MPプレーヤーの可能性,6.理想的な音声ガイド,7.コンテンツの魅力・ナレーターの魅力.強調されている点は,「(館側は)コンテンツだけを提供し,利用者が保有携帯しているデジタル機器」を有効活用するという観点である.