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国立原爆死没者追悼平和祈念館

施設概要
「国立原爆死没者追悼平和祈念館」は,広島市の平和記念公園の一角に2002年8月1日に開館した施設で,その目的は「国として、原子爆弾死没者の尊い犠牲を銘記し、追悼の意を表すとともに、永遠の平和を祈念するため、被爆地である広島と長崎に設けられた施設」,その業務は「平和祈念・死没者追悼空間」を設けるとともに,死没者の名前と遺影の登録,被爆体験記,手記などの収集,保管などと定義されている.
地下1,2階に約3000平米の建物をもち,その中心は地下2階にある「平和祈念・死没者追悼空間」という中央に噴水のある円形空間で, 1945年末までの死没者数である約14万個のタイルを使って,広島の情景を爆心地から360度のパノラマを復元している.さらに「遺影コーナー」,「情報展示コーナー」,「体験記閲覧室」などで構成される施設である.年中無休で,入場無料.受付,閲覧室に数名の職員と,数名の警備員で運営されているようである.


情報検索におけるIT
 「遺影コーナー」,「情報展示コーナー」,「体験記閲覧室」には,コンピューター端末が配置され,端末の脇にあるリーダーに,入口で手渡しされたパンフレットを挿入すると,情報の閲覧が可能になる.パンフレットには1センチ角ほどの四角いバーコードが印刷されており,これによって日本語(一般,以下大人版),日本語(子供,以下子供版),英語(以下英語版)の3種類を識別し,3通りの情報が画面に呼び出される仕組みである.
 提供される内容は,「遺影コーナー」では死没者の氏名,遺影,被爆時の年齢,情報があれば被爆地住所,当時の職業などを氏名で検索すると表示される.子供版はひらがなやルビをふり,英語版ではその逐語英訳である.「情報展示コーナー」では,さらに被爆体験記,その人や家族,被爆時のさらに詳しい情報が検索可能である.それぞれの手記は,英語版では全文が日本語訳されており,子供版ではかみ砕いた内容の要旨となっている.「体験記閲覧室」では,体験記の他に,被爆者のインタビューを聴いたり(日本語のみ),動画,静止画像資料などを検索することが出来る.ここでも完全な英語化が図られている.検索履歴が検索出来るが,一度パンフレットを取り外すと記録がリセットされる設定になっていた.

真鍋 真・荒井幸男