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移動体音声ガイドシステムとは
音声ガイドは,解説パネルやビデオと比べると,標本から視線をそらさずに解説が受けられるという利点があります。美術館の特別展などで,音声ガイドを利用した経験がある方も少なくないと思います。音声ガイド機器を貸出し,回収し,消毒したりすることは,博物館の経費としては小さくありません。また,数年ごとに機器を新しいものに更新したりすることも財政的なネックになり,博物館の常設展示ではなかなか採用出来ずにいます。そこで,多くの来館者が持参していると思われる携帯電話やPHSなどを,音声ガイド機器として利用することは出来ないかと考えました。携帯電話やPHSは電話ですから,音声ガイド専用機にはその操作のしやすさでははるかに劣ります。しかし,博物館は,音声ガイド専用機を保有することによるハードや運営にコストを使うのではなく,情報の内容にもっと力を注ぐようになれるのではないかと期待しています。また,携帯電話やPHSは通信機器なのですから,博物館の外でも,博物館の情報を提供することができますし,電話を持っている人の居る場所や時間に応じたイベント情報を提供することによって,博物館への来館を提案する新しい方法が生まれるのではないかと願っています。
例えば・・・

動物園や水族館などで,ペンギンを見ているあなたが,空を飛ぶ鳥がいつごろ,どのようにしてペンギンに進化したのか興味を持ったとします。さらに鳥の起源について興味を持ったとします。解説パネルや標識の脇に印刷された2次元バーコードを移動体通信に内蔵されたカメラにかざすと,例えば国立科学博物館のHPや音声案内にリンクします。カメラ付き携帯をお持ちでない場合には,4桁程度の短縮番号をダイヤルすれば同じ音声ガイドにリンクします。そして,国立科学博物館で鳥類の起源やペンギンの起源に関する化石の展示を紹介したり,その内容に関わる講演会や行事の案内を受けることが出来るようにすることが可能です。通話料や利用料の問題など,まだまだクリアしなくてはならない課題はたくさんありますが,国立科学博物館ではいつ,どのような情報を,どのような方法で皆さんにお届けするのがベストなのか調査研究中です。